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GreenEchoes Studioは、2025年11月1日に Japan Layout Alliance(JLA) を発足いたしました。
JLAは、日本語配列キーボードのスペースバー長・スタビライザー位置に関する既存仕様を整理し、互換性のある規格をもつスペースバーに対して「クラスバッジ」を付与し、互換性を可視化する取り組みです。
本プロジェクトは、標準化団体や規格の制定を目的とするものではありません。
現在市場に存在する実装をそのまま「分類・整理」することで、メーカー・キーキャップブランド・ユーザーが混乱しにくい環境をつくることを目的としています。
JLAとは
日本語配列キーボードには、4.25u・4.5u・3.75u など複数のスペースバー寸法が混在しており、互換性判断が非常に難しい状況にあります。
JLAでは、これらの“既存の寸法帯”をそのまま「JLA-425」「JLA-450」の2クラスとして整理し、わかりやすく言語化します。
これはあくまで「市場の現状を見える化する」取り組みです。
JLAの位置付けについて
JLA(Japan Layout Alliance)は、公的規格である JIS(日本産業規格)およびJISC とは一切関係のない、民間の任意団体です。
JLAで使用する「JIS配列」もしくは「日本語配列」という表現は、市場で一般的に流通している日本語キーボードの通称に基づくものであり、JIS規格そのものを定義・改定する意図はありません。
参加団体(2025年11月時点)
JLAの趣旨にご賛同いただき、次の企業・ブランドにご参加(参画)いただいています。
基準参照提供元
- Keyreative(キーキャップ)
- Gateron(キースイッチ・スタビライザー)
創設メンバー
- 三陽合同会社(日本国内販売代理店)
- KIBU株式会社(日本国内販売代理店)
- 合同会社くるみ(日本国内販売代理店)
- Matt3o(キーキャップデザイナー)
- Lofree(キーボード/キーキャップブランド)
※状況更新は、JLAページにて随時反映してまいります。


参加企業について
Japan Layout Alliance(JLA)は、日本の日本語配列ユーザーと国内メーカーの実情を起点に整理したガイドラインです。
この考え方に賛同し、日本向けの互換性を高めるために先行して技術協力を行っている海外メーカーがいます。
海外・中国の参加企業は、JLAの基準に合わせたスタビライザー寸法やキーキャップ互換の整備など、**「日本発のガイドラインを実装する技術パートナー」**として位置づけられます。
寸法図に関しては日本国内で採用例が多い4.5u/4.25uサイズスペースバーの実物を元にJLAが権威のある専門企業に製作を依頼しており、企業思想の介在余地はありません。
JLAの主語はあくまで日本側であり、海外勢は「日本の実情に合わせるために協力している」というスタンスです。
JLAが目指すこと
JLAは、以下の点を目的として活動しています。
- 日本語配列キーボードのスペースバー仕様の整理と可視化
- メーカー・キーキャップブランド・ユーザーが互換性で迷わない環境づくり
- 海外ブランドに向けた日本語配列仕様の理解促進
- 将来の日本語配列製品の開発負担の軽減
JLAは、日本語配列の文化と利便性を守り、未来に向けてより良い開発環境を整えるための“ゆるやかな協力体制”として活動を続けてまいります。
今後の進捗や参加企業の追加については、Greenkeys内のJLAページにて随時お知らせいたします。



